バカ田大学講義録

バカ田大学は、限りなくバカな話題を大真面目に論じる学舎です。学長の赤塚先生が不在のため、私、田吾作が講師を務めさせて頂いております。

2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

クジラ釣りの終わり(下)

国益とは何か:捕鯨からの撤退 捕鯨は先進国でも立場が分かれている問題であり、模擬討論の議題として提示されることもあります。バカ田大学は学問の場であり、特定の政治的主張は控えるべきなのですが、反対賛成双方の主張を掲げたので、最後に私の立場とし…

クジラ釣りの終わり(中)

日本の立場 1:食料資源の確保 古来より日本人にとってクジラ肉は貴重なタンパク源であった。終戦後の食糧難の時代、クジラを食べて生きてきた。飽食の現代にあってクジラ肉は嗜好品の扱いであるが、地球規模でみた場合、異常気象などで食糧に乏しい国々は多…

クジラ釣りの終わり(上)

地球上で最も大きな生き物であるクジラ。人間との関わりも深く、古くから重要な食肉でした。日本は長年クジラ漁を続けていますが、捕鯨の是非は欧米の国と立場を異にしている問題の一つです。9月15日、IWC(国際捕鯨委員会)の会合で、日本側の捕鯨提案が否決…